March 28, 2019 / 5:51 PM / 23 days ago

ECB預金金利の階層化、市場にゆがみの恐れ=オランダ中銀総裁

[アムステルダム/パリ 28日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁は28日、中銀預金金利の階層化について、一部の金融機関を特別扱いするもので市場にゆがみが生じかねないとして、否定的な考えを示した。

階層化について「いかなる形であれ、特定の事業形態を持つ銀行はマイナス金利の負担が免除される一方、他の事業形態を持つ銀行は長期の負担を負うことになる。ECBはこうした影響を避けるべきだ」と述べた。金融機関の収益性はECBの最優先目標ではないとも指摘した。

さらに、この問題を時折議論することは構わないが、マイナス金利が金融機関を過度に圧迫していたころに出した当局者の結論が今になって変わるとは考えにくいとした。

ロイターは27日、関係筋の話としてECBが預金金利の階層化を検討していると報じた。

中銀預金金利は2014年以降マイナスが続いている。マイナス金利に批判的な向きは、ECBの金融政策が金融機関を通じて実体経済に波及する中で、金融機関の脆弱な収益性が金融政策の有効性を損なう恐れがあると指摘する。

理事会メンバーのノボトニー・オーストリア中銀総裁は、マイナス金利の副作用に関する議論は健全で、ECBは日本やスイスの対応を参考にすべきと主張。「個人的に一定の負担軽減策は望ましいと思う」と述べた。

同じく理事会メンバーのビルロワドガロー仏中銀総裁は、マイナス金利の副作用を緩和しなから、マイナス金利の効果を温存する方策を検討すべきと指摘。「ドラギ総裁も強調しているように、銀行の貸出経路をさらに監視するとともに、マイナス金利の効果を維持できるような対策を検討する必要がある」とした。

ドラギ総裁は27日、必要なら利上げをさらに遅らせる用意があると述べるとともに、マイナス金利の副作用を和らげる措置を検討する方針を示した。

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