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ECB、来年9月以降明確に定義された「テーパリング」開始の公算=オーストリア中銀総裁
2017年11月3日 / 15:16 / 20日後

ECB、来年9月以降明確に定義された「テーパリング」開始の公算=オーストリア中銀総裁

[フランクフルト/ロンドン 3日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのノボトニー・オーストリア中銀総裁は3日、ECBは来年9月以降、資産買い入れについてより明確に定義された「テーパリング(段階的縮小)」を開始する可能性があるとの考えを示した。

ECBは10月26日に開いた理事会で、現在月額600億ユーロとしている債券買い入れの規模を来年1月から月額300億ユーロに半減させることを決定した。同時にユーロ圏には緩和継続が必要との判断から買い入れを来年9月末まで継続することも決定。ユーロ圏のインフレ率はECBの目標を依然として下回っており、ECBは景気刺激策の引き揚げに慎重な姿勢を崩していない。

ノボトニー総裁はシンクタンクOMFIFが主催したイベントで、「インフレ率が数年以内に(ECBの)目標の2%もしくは1.9%に上昇することは容易ではない」と指摘。ただ「エネルギー価格の上昇を踏まえると、インフレ率が2018年に現時点の予想を超えて上昇する可能性はある」と語った。

また、英国で確認されたように、インフレ率が極めて速いペースで上昇する可能性もあるとし、「多くの要素が存在する。実用的な理由から、物価安定の定義は大幅な柔軟性を伴うべきと考える」とした。

ユーロ圏域内の失業率については低下しているとしつつも、「なお極めて高い水準にある」との認識を示した。

ECBは、資産買い入れ規模の縮小は「オープンエンド」型であるため米連邦準備理事会(FRB)の緩和縮小の手法とは異なると主張。 ただユーロ圏経済の改善が続けば状況は変化する可能性があるとの見方も出ている。

ノボトニー総裁は「状況が良好に進展すれば、(来年9月に)テーパリングに着手する論拠が出てくる可能性がある」と指摘。また、ECBがインフレ目標により柔軟に対応できるようになることを望むとの考えを示しながらも、現時点で実現化する公算は小さいと述べた。

スウェーデン中銀は現在、 総合インフレ目標の上下1%にインフレ目標を設定し、目標に幅を持たせることを検討。

ノボトニー総裁はロイターに対し「移動する目標を設定することは経済的に理に適う」と述べた。ただECBの見地からはこうした議論は危険過ぎるとの考えを示した。

*詳細を追加して再送します。

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