June 20, 2018 / 3:55 PM / in 5 months

欧州の金融安定リスク、経済面より政治面が大きい=オーストリア中銀総裁

[ウィーン 20日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのノボトニー・オーストリア中央銀行総裁は20日、欧州の金融安定に対するリスクは現時点で経済面よりも政治面の方が大きいとの見方を示した。

またドルに対するユーロEUR=の下落について、大部分が欧米間の金利政策の違いに起因すると述べた。

欧州連合(EU)は移民・難民問題、国家主義の台頭、英国の離脱、米国との貿易摩擦の高まりなど一連の問題に直面。ノボトニー総裁は記者会見で「全般的に見ると、欧州の金融安定に対するリスクは経済面よりむしろ政治面で高まっている」と述べた。

独仏首脳が前日に創設で合意したユーロ圏共通の予算については、現時点で何らかの判断を行うのは時期尚早としながらも、「金融政策と財政政策を明確に区別することが重要となる」と述べた。

イタリアの銀行を巡る問題については、同国の銀行は比較的独立しているため、欧州の他の銀行に問題が波及する公算は小さいと指摘。一部の大手イタリア銀行ではすでにバランスシートの大幅な改善がみられていると述べた。

ユーロ/ドルの下落については、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを進める中、ECBは変更は急がない姿勢を示しており、こうした金融政策の違いが主な要因になっていると指摘。「(ユーロ圏と米国との間の)金利差が拡大し、こうしたことが為替相場に影響を及ぼすと市場で解釈されているとわれわれはみている」と述べた。

ただ為替相場を巡る影響は通常は短期的なものにとどまるとし、長期的には米国の国家主義的な経済政策は同国の経済発展の阻害要因となる恐れがあるとの考えを示した。

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