[フランクフルト 24日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のパネッタ専務理事は24日、2月以降の利上げ幅を具体的に約束すべきではないと述べた。政策当局者間で意見の相違があることを示唆した。独経済紙ハンデルスブラットのインタビューに答えた。
ECBは2月2日に開催する理事会で、主要金利を0.5%ポイント引き上げ2.5%とすることをほぼ確約しているが、政策立案者は3月理事会での利上げ幅について異なる見解を表明。意見の隔たりが大きいことを示している。
パネッタ専務理事は「特定の政策方針を無条件に約束するには、経済にはあまりにも多くの不確実性がある」と指摘。「2月以降、経済見通しと関係のない無条件のガイダンスを示すことは、データ次第とするわれわれのアプローチから外れてしまう」と述べた。
その上で、「インフレ率はまだ高すぎるが、最近の動向は、うまく調整された機械的でない方法で政策金利を調整し続けることによって二次波及のリスクを回避し、インフレ抑制が可能なことを示唆している」と述べた。
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