June 4, 2020 / 1:36 PM / a month ago

欧州、20年は深刻な景気後退に 来年の回復も限定的=ECB

    [フランクフルト 4日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は、新型コロナウ
イルスのパンデミック(世界的大流行)に関連する制限措置が長期にわたり経済の重しと
なるため、ユーロ圏は今年、深刻な景気後退に陥り、2021年の回復も部分的なものに
とどまるとの見通しを示した。
    ラガルド総裁はベースシナリオとして、域内経済が今年8.7%縮小すると想定。新
型コロナの感染拡大を抑制する制限措置が欧州の大部分で2カ月超にわたって実施された
ためという。
    その後、21年には5.2%、22年には3.3%の経済成長を見込んだが、ラガル
ド総裁はベースシナリオに対するリスクは下向きに傾いていると指摘。4日中にさらに2
つのシナリオを発表するという。
    ラガルド総裁は経済収縮と回復の度合いは「封じ込め措置の期間や効果、所得と雇用
への悪影響を緩和する政策の成果、供給能力と内需への恒久的な影響の程度」によって決
まると述べた。
    またロックダウン(都市封鎖)措置や原油価格の急落を受け、インフレ見通しを大幅
に下方修正。今年のインフレ率予想は0.3%と、従来の1.1%から引き下げ、ECB
目標の2%近傍を大きく下回る水準に設定した。
    
                    2020            2021           2022
GDP growth  -8.7%  (0.8%)    5.2%  (1.3%)    3.3%  (1.4%)
Inflation    0.3%  (1.1%)    0.8%  (1.4%)    1.3%  (1.6%)

    
 (い)

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