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ECB内でQE終了前の利上げ論浮上、支持広がらず=関係筋
2017年3月10日 / 20:20 / 8ヶ月後

ECB内でQE終了前の利上げ論浮上、支持広がらず=関係筋

[フランクフルト 10日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)当局者の一部が前日の理事会で資産買い入れ終了前の利上げを主張していたことが、関係筋の話で分かった。だが支持は広がらなかったという。ECBはこうした過激な行動を避け、極めて緩やかな引き締めに向けた下地を整えているもようだ。

これに先立ち、ブルームバーグは、ECBが理事会で、量的緩和(QE)終了前の利上げ開始の可能性について協議したと報じた。

ECB報道官はコメントを控えた。

ユーロ圏のインフレ率には加速の兆しが出ているが、景気見通しはなお不透明で、仏独など主要国で相次ぐ選挙もリスクだ。そのためECBは市場を最終的な出口に向けて誘導する一方、経済の下支えを時期尚早に取り除かないよう微妙な舵取りが要求される。

こうした状況の中、ECBは今後数カ月にわたりメッセージを微調整するとともに、5月の仏大統領選、または9月の独連邦選挙まで大きな政策変更を回避する方針だと関係筋は話す。

ドラギ総裁は理事会後の会見で、まずは資産買い入れを停止、その後にしか利上げは検討しないとの考えを再確認している。

金融市場では、ECBが資産買い入れ終了前の利上げを協議したとのニュースを受けて、ユーロが対ドルで一段高となったほか、独連邦債利回りは跳ね上がった。

ユーロ/ドルEUR=は上げ幅を拡大し1.0669ドルと、2月17日以来の高値。ユーロは対円でも約1%上昇し、1カ月半ぶりの高水準となる122.745円をつけた。

独10年債利回りは6ベーシスポイント(bp)上昇の0.48%。その他のユーロ圏国債の利回りも軒並み4─5bp上がった。

独5年債利回りは8bp上昇のマイナス0.40%と、1カ月ぶりの水準。

市場は、来年の利上げを完全に織り込んだほか、一部ではそれ以前の可能性も見込んでいる。

ベレンバーグのエコノミスト、フロリアン・ヘンセ氏は「6月以降、中銀預金金利の引き上げなど、何らかの変化があるだろう」と話す。

一方、ラボ銀行のストラテジスト、リン・グラム・テイラー氏は「QEで緩和を続けながら、同時に利上げするというのは奇妙な話で、やや理解に苦しむ」と話す。

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