[ヘルシンキ 4日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのオッリ・レーン・フィンランド中銀総裁は4日、インフレ率が十分に回復すれば、ECBが長期にわたる金利ガイダンスを示す必要性は低下するとの見方を示した。
一方、ECBのクーレ理事やプラート専務理事はともに、初回利上げ実施後の金利の道筋について、より長期的な見方を示す必要があるとの考えを示していた。[nL3N1W654T]
ECBは「2019年夏までは」金利を維持するとの見方を表明している。
レーン氏は声明で「インフレ率が物価安定目標の達成に向け十分な進展を遂げた場合、金融政策のフォワード・ガイダンスを伸ばす必要性は低下するだろう」と述べた。
また「現時点において、初回の利上げ時期に関する金融市場の予想は理事会の声明と一致している」とした。