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ECBのシュナーベル氏、インフレ過小評価の可能性指摘=BBG

 ECBのシュナーベル専務理事は、17日公表のブルームバーグのインタビューで、市場はユーロ圏のインフレの持続性を過小評価している可能性があるとの認識を示した。写真はフランクフルトで2019年11月撮影(2023年 ロイター/Ralph Orlowski)

[フランクフルト 17日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事は、17日公表のブルームバーグのインタビューで、市場はユーロ圏のインフレの持続性を過小評価している可能性があるとの認識を示した。

「経済は回復し、インフレ率は急速に2%に向かって低下し、その水準にとどまると考えられている。それは素晴らしい結末だが、インフレは現在市場で織り込まれているより持続的となるリスクがある」と警鐘を鳴らした。

同氏は市場が想定している以上の利上げを考えていると受け止められ、ECBのターミナルレート(政策金利の最終到達点)を巡る市場の予想が一時切り上がった。

短期金利市場では、ECBの預金金利が今夏の終わりまでに3.85程度でピークに達するとの見方が織り込まれたが、その後は再び低下した。16日時点では3.70%だった

シュナーベル氏はタカ派のECB当局者の中で最も影響力があるとみられている。

ECBの引き締めに対する経済の反応が以前と比べて弱いと判断した場合、「より強力な行動」が必要になる可能性があると述べた。

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