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ECB0.25%利上げ、1人除く全当局者が同意 追加利上げも示唆=関係筋

ECB政策当局者のうち、ホルツマン・オーストリア中銀総裁(写真)を除く全員が4日の理事会で利上げ幅縮小に同意したことが、関係者4人の話で分かった。3月23日、ウィーンで撮影(2023年 ロイター/Leonhard Foeger)

[フランクフルト 4日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)政策当局者のうち、ホルツマン・オーストリア中銀総裁を除く全員が4日の理事会で利上げ幅縮小に同意したことが、関係者4人の話で分かった。今後2─3回の追加利上げも示唆されたという。

関係者によると、ホルツマン総裁は唯一、金利据え置きを主張。ただホルツマン総裁は今回の理事会で投票権を持っていなかった。ECB理事会での投票権は輪番制となっている。

ホルツマン総裁は現時点でコメント要請に応じていない。ECBの広報担当者はコメントを控えた。

また関係者によると、今回の理事会では複数の政策当局者が0.50%ポイントの利上げを要求したが、今後数カ月以内の追加利上げの必要性を伝えるという確約および資産購入プログラム(APP)での償還資金の再投資停止決定の見返りとして多数派に加わったという。

一部の政策当局者は個人的にあと3回とは言わないまでも少なくとも2回は追加利上げが行われることを想定しているとした。

このほか、APPでの償還資金の再投資を7月に停止した後でもAPP下で債券を売却すべきではないとの意見で全会一致したという。

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