November 29, 2018 / 3:48 PM / 13 days ago

ECB、イタリアリスクの飛び火や不動産バブルの兆候に警鐘=報告書

[フランクフルト 29日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は29日公表した「金融安定レビュー」で、イタリア債券市場で高まる緊張がユーロ圏でイタリアのように債務を抱える国に影響を及ぼす可能性があると指摘し、借り入れコストが無秩序に跳ね上がるリスクに警鐘を鳴らした。

ECBは、イタリアの大規模な財政支出、米景気拡大サイクル終了の可能性、ユーロ圏不動産市場のバブル的兆候などを懸念要因として挙げた。

報告書は「ソブリン債務の持続性を巡る懸念が台頭した」とし「ソブリンの資金調達コストへの圧力は、十分な財政健全化への取り組みの欠如と相まって、重債務国の債務比率を維持不能な軌道に乗せる可能性がある」と指摘した。

欧州連合(EU)財政規律違反と指摘された財政計画を巡る懸念でイタリアの借り入れコストは上昇している。

「イタリアのストレスがさらに強まれば、高まった市場の緊張がた他の政府債市場に波及する可能性がある」としている。

不動産市況については、長らく維持していた、全体としては行き過ぎ感はない、という認識を修正。住宅市場が勢い付き、国によって大きな格差があるが過大評価の「軽微な兆候」がみられる、と指摘した。

報告は「無秩序なリスクプレミアムの上昇をもたらす主なきっかけは国内外の要因に関連している」とし、ユーロ圏の政治や政策の不確実性、先進国に波及する可能性がある新興国のストレスの高まり、米マクロ金融見通しの急激な転換などを挙げた。

米国の財政拡張は新興国のさらなる混乱を引き起こす可能性がある。新興国は大規模な米ドル建て債務を抱えているため、「非常に高い」信用リスクに直面することになるとしている。

「米国の金融政策正常化が予想より急ピッチで進み、それによって米ドルが上昇すれば、新興国の金融資産のリスクプレミアムが突発的かつ広範囲に上昇する可能性がある」と指摘した。

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