[パリ 17日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビルロワドガロー仏中銀総裁は17日、ECBが前日50ベーシスポイント(bp)の利上げを決定したことについて、ECBがインフレ抑制を優先していることや欧州の銀行の堅実性に強い自信を持っていることを反映していると述べた。
総裁はラジオ局BFMに「フランスと欧州の銀行は非常に堅実だ」と発言。
「強力な二つの自信を示したと思う。われわれのインフレ抑制戦略に対する自信と欧州・フランスの銀行の堅実性に対する自信だ」と述べた。
総裁は、ECBには「銀行の流動性を確実にする手段」があるが、「欧州の銀行の状況は米国の銀行と同じではない」ため、そうした手段の活用が必要になる可能性は低いと述べた。
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