[パリ 22日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビルロワドガロー仏中央銀行総裁は22日、ECBの政策金利は夏の終わりまでにピークアウトする可能性が高いと述べた。また、より重要な問題は金利水準自体よりも金利がいつまで上昇し続けるかだとした。
ビルロワドガロー氏は、ECBが過去10カ月間に行った異例の速さの利上げが経済に影響を及ぼすまでのタイムラグは、エコノミストが予想する2年レンジの上限にある可能性が高いと指摘。今後数カ月の金融政策では、金利をどれだけ引き上げるかよりも利上げ後の経過を観察することの方が重要だとした。
その上で「現時点では、遅くとも夏までには最終金利に達するだろうと予想している」とした。
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