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ECB支援策、利回り差不当なら無制限に=ベルギー中銀総裁

[シントラ(ポルトガル) 28日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのウンシュ・ベルギー中銀総裁は借入コストの不当な上昇に直面しているユーロ圏の国々に対して、ECBは負担の大きい条件を課さずに無制限の支援を行うべきとの考えを示した。ただこの措置の対象とするかどうかの決定は慎重に行うべきとした。

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのウンシュ・ベルギー中銀総裁は借入コストの不当な上昇に直面しているユーロ圏の国々に対して、ECBは負担の大きい条件を課さずに無制限の支援を行うべきとの考えを示した。ECB本部で2015年撮影。(2022年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

ウンシュ氏はインタビューで「(ECBの支援に)制限はないほうがいいだろう。法的な制限はあるだろうが、考え方としては(国債の利回り差が)明らかに不当なものであれば、制限はなくすべきだ」と述べた。

利回り格差是正措置の運用において、ECBの手を縛るような自動トリガー条項の導入は避けるべきと主張した。

代わりにECBは各国の財政政策の信頼性を定性的に評価し、債務を持続可能な軌道に乗せるための努力に応じて支援を行う必要があると述べた。

「行動すべき時に行動できないような条件を課したくない。(利回り)格差は財政政策の信頼性に関わるのため、利回り差に基づく自動的なトリガー条項はない方がいい」と語った。

スキームの継続は、その国の財政政策の信頼性に基づいて判断すべきであり、支援を恒久的なものと見なすべきではないとした。ECBは柔軟性を保つため、制度導入の前に全ての詳細を発表すべきではないとも述べた。

<200ベーシスポイント(bp)の利上げ幅>

ウンシュ氏は7月と9月の利上げを支持し、その後、早期に追加利上げを行うべきとの見解を示した。

「200bp(の利上げ)は、私にとっては当然だ。比較的早く実施する必要がある。そうした動きは来年3月までに織り込まれている」と語った。

マイナス0.50%の預金金利を7月に25bp引き上げ、9月にはさらに50bp引き上げるべきと述べた。

リセッション(景気後退)を巡る懸念が浮上し始めているが、景気後退が深く長く続くとの見方は否定。「利上げしてもまだ金利はマイナスであり、景気が悪くなるとは思えない。長期にわたる深刻な不況をもたらすような大きな経済の不均衡はない」と言明した。

高インフレが定着した場合は、目標に戻すのに非常に大きなコストがかかるとし、「われわれの責務は物価の安定だ。物価が制御不能になるリスクがあるならば、そのシナリオを重視する必要がある」との認識を示した。

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