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ECB大規模緩和堅持へ、インフレ予想引き下げの公算
2017年6月7日 / 14:57 / 5ヶ月前

ECB大規模緩和堅持へ、インフレ予想引き下げの公算

[フランクフルト 7日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)が8日の理事会で、ユーロ圏の成長率見通しを若干引き上げる一方、インフレ見通しについてはやや引き下げる公算が大きいことが関係筋の話で明らかになった。

インフレはなお目標を下回っていることから、ECBは大規模な金融緩和策を堅持する方針だ。

ECBは現在、今年のインフレ率を1.7%、成長率を1.8%と見込んでいる。ECBのインフレ目標は2%弱の水準だが、5月のユーロ圏のインフレ率は1.4%まで鈍化した。

ECBの債券買い入れプログラムとマイナス金利政策に代表される積極的な景気刺激策についてはドイツが緩やかに縮小していくよう主張しているが、ECBの見通しが強弱混交となれば刺激策を当面維持する論拠が強まることになる。

ただ関係筋は変更はごくわずかにとどまり、変更幅は10ベーシスポイント(bp)程度に過ぎない可能性があると指摘。3月に示した見通しの全面的な見直しではなく、むしろ調整になるとの見方を示した。

BNPパリバのエコノミスト、ルイジ・スペランザ氏は「ECBは声明で、大規模な金融緩和が依然必要と再表明するだろう」と述べる。

今回の理事会では、下振れリスクや追加利下げの可能性に関する文言を削除することも討議される可能性があるとみられているが、この件に関するいかなる決定も確実なものではないという。

国際金融協会(IIF)のエコノミスト、ピーター・ナゲル氏は「これは成長見通しに対するECBの見解の変化と整合するが、過度にタカ派的な印象も与えない」との見方を示した。

ECBは8日の理事会で、総額2兆3000億ユーロの債券買い入れプログラムを含め、政策を据え置くとの見方が大勢となっている。

*内容を追加して再送します。

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