August 7, 2018 / 1:44 AM / 10 days ago

ECBの公的証券買い入れは先週縮小、月間で長期債へのシフト継続

[フランクフルト 6日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)が発表した量的緩和(QE)プログラムに基づく8月3日終了週の公的部門証券の純買い入れ(PSPP)は26億9700万ユーロ(23億4000万ドル)となり、前週の78億0300万ユーロから縮小した。

 8月6日、欧州中央銀行(ECB)が発表した量的緩和(QE)プログラムに基づく8月3日終了週の公的部門証券の純買い入れ(PSPP)は26億9700万ユーロ(23億4000万ドル)となり、前週の78億0300万ユーロから縮小した。写真はECB本部ビル(右)。フランクフルトで3月に撮影(2018年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

PSPPに加え、資産担保証券(ABS)、カバードボンド、社債買い入れプログラム(CSPP)を含む全体の買い入れは25億3800万ユーロだった。

ECBが保有する債券の平均残存期間は7月末時点で7.58年と、1カ月前の7.59年とほぼ変わらない水準となり、先月の買い入れが10年を大幅に上回る年限を対象としたことが明らかになった。

ECBはQEプログラムを年内に終了することを決定しているが、プラート専務理事など一部の当局者はこれまで、2兆5000億ユーロに上る保有債券の平均残存期間が自然に短くなれば、緩和効果が徐々に小さくなると指摘している。つまり、借り入れコストを抑え続けるには、長期債の購入を増やす必要が生じるということだ。

ECBは今後、満期償還を迎えた保有債券の再投資をどのように行うかについて議論するとみられる。事情に詳しい関係筋は、再投資を通じて保有債券の平均残存期間を長期化する必要があるかどうかが焦点の1つになると述べた。

ただ、そのような議論が行われる以前に、ECBが平均残存期間のさらなる短期化を阻止していることがデータで明らかになっている。同期間は2016年10月にピークの8.37年を付けた後、低下傾向にあったが、ここ4カ月間は一定に保たれている。

平均残存期間が短くなれば緩和効果が小さくなるという議論がある一方、長期化によって借り入れコストを抑えればイールドカーブがフラット化し、銀行の収益に悪影響が及び、将来の政策金利の道筋について非現実的な期待が高まるとの懸念も一部である。

QEプログラムの週間買い入れ実績は以下の通り。

All figures are in billions of euros.

Reference Date PSPP ABS Covered bonds CSPP Total

Aug 3 2.697 -0.094 -0.385 0.320 2.538

Jul 27 7.803 -0.128 0.464 0.489 8.628

Jul 20 6.285 0.219 -0.217 0.575 6.862

Jul 13 9.006 0.161 1.253 0.792 11.212

Jul 6 3.022 0.148 0.647 1.010 4.827

Jun 29 0.847 0.003 0.192 1.794 2.836

Jun 22 8.227 -0.163 -0.145 0.946 8.865

Jun 15 3.141 0.125 -0.258 1.217 4.225

Jun 8 8.223 0.071 0.082 1.024 9.400

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