[フランクフルト 7日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)が4─5月に購入した国債額は、ユーロ圏の主要4カ国が売却した国債額を上回ったものの、それでも利回りは上昇したことが分かった。
ウニクレディトの試算によると、ECBは過去2カ月間でドイツ、フランス、イタリア、スペインの国債を1350億ユーロ購入。これは4カ国の純供給額の5倍に相当する。
しかし、国債利回りは上昇し、先月下旬にラガルド総裁が刺激策を解除する準備はできていないと発言し、ようやく上昇の勢いが収まった。
ECBは今週10日に理事会を開催する。
4日までの1週間に買い入れた債券買い入れ額は、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)が差し引き206億2500万ユーロ。前週は200億3500万ユーロだった。
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