[ミラノ 31日 ロイター] - ゴールドマン・サックスは、ユーロ圏のインフレ率が過去最高を記録したことを受け、欧州中央銀行(ECB)が来週の理事会で0.75%ポイントの利上げを決定すると予想している。
31日付のメモで「今日の予想以上のインフレ指標、タカ派的な発言、短期的な成長に対する上振れリスクを考慮し、われわれは9月の理事会で0.75%ポイントの引き上げを予想する」と指摘。政策金利は2023年2月に1.75%でピークを付けると想定した。従来は1.50%だった。
ノルデアやダンスケバンクなど他の銀行も0.75%ポイントの利上げを予想している。
欧州連合(EU)統計局が31日発表した8月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値は前年比上昇率が9.1%と、前月の8.9%から加速し、前月に続いて過去最高を更新した。市場予想(9.0%)も上回った。
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