February 26, 2018 / 8:20 PM / 10 months ago

ECB、インフレ押し上げに正しい政策導入=デギンドス次期副総裁

[マドリード/ブリュッセル 26日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)次期副総裁に内定しているスペインのデギンドス経済相は26日、ECBはインフレ押し上げに向け正しい政策を導入しているとし、物価は目標に向けて再び上昇し始めるとの見方を示した。

デギンドス氏は欧州議会の経済金融委員会で、インフレは上昇するとの確信を深めているが、刺激策はなお必要で、ECBの資産買い入れ策が終了されるまで金利を引き上げるべきではないと述べ、ECBがこれまでに示してきた標準的な政策路線をおおむね踏襲した。

そのうえで、「ECBがこれまでに追求してきたアプローチは正しいとの印象を持っている」とし、「現在ではユーロ圏の物価安定について疑いを持っている人はいない」と述べた。

デギンドス氏はまた、「実質的な自然利子率は非常な低水準となっている。インフレ目標が達成されれば、名目金利は2%前後で推移することになる。そうなると、将来的に金融政策の余地がほとんどなくなる。このため、非標準的な措置が将来的には標準的な措置になっていく」と述べ、非標準的な措置が将来的にはECBの通常の政策ツールになる可能性があることを示唆した。

米連邦準備理事会(FRB)と比べてECBは刺激策引き揚げで後手に回っているのではないかとの見方が出ていることについては、「金融政策運営においてECBが後手に回っているとは思わない。ECBを取り巻く環境は異なっており、 ビジネスサイクルの面でも異なる段階にある」と述べ、こうした見方を一蹴した。

ただ「欧州経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)は米国より良好となっている」とし、「将来的にはECBの金融政策は米連邦準備理事会(FRB)が現在実施している金融政策に向け収束していく」との認識を示した。

このほか銀行については、バランスシート上に抱えている不良債権の償却を加速させる必要があると指摘。財政政策の調整の向上でユーロ圏経済は恩恵を受けると述べた。

デギンドス氏はポルトガル出身のコンスタンシオECB副総裁の後任として6月に就任する見通し。

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