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ECB、投資家の利益追求に警鐘 急な巻き戻しを懸念
May 28, 2014 / 3:12 PM / 4 years ago

ECB、投資家の利益追求に警鐘 急な巻き戻しを懸念

[フランクフルト 28日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は28日、半年に一度のリポートのなかで、投資家による利益の追求が新たな価格のバブルを引き起こしている可能性があると警告した。

 5月28日、ECBは投資家による利益の追求が新たな価格のバブルを引き起こしている可能性があると警告。写真は昨年8月28日、フランクフルトにある建設中のECB新ビル前で撮影(2014年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

ECBは、「利益の追求が増大するにしたがって、不均衡の蓄積と、これまでの投資フローの急で無秩序な巻き戻しの可能性についての懸念も増している」と指摘。

ECBはこのところ過去最高値をつけているユーロ圏の国債について、経済改革が停滞し、成長率が低水準にとどまるなか、管理不能になる恐れがあるとの懸念を示した。

投資家の国債への需要は「移り気」である可能性があるとし、中国景気の減速やウクライナ危機の影響などを警戒する姿勢を示した。

ECBは域内の国債利回りの低下と「2010年の2度目の世界金融危機以前の水準」との類似点を指摘し、「今後の課題としては、危機的状況が再び発生しないことを確実にする必要がある」とした。

また、商業用不動産価格の上昇にも懸念を表明。銀行、保険会社、年金基金は「利回りの正常化に耐えられるように十分なバッファー」を用意する必要があるとの見方を示した。

ECBが示した懸案は、借り入れコストの低下につながる政策を導入している米連邦準備理事会(FRB)や日銀も直面する問題でもある。

ECBがこうした見解を示したことで、投資家の間で一段と慎重な動きが出る可能性がある。ただ、ユーロ圏の景気回復がなおぜい弱ななか、ECBが対策に動くかは不明だ。

コンスタンシオECB副総裁はロイターに対し、「投資家に対する助言は特にないが、こうしたリスクの存在を認識し自衛に努める必要がある」と指摘。ウクライナ危機のような問題により市場心理が損なわれる恐れもあると述べた。

*内容を追加して再送します。

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