for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

輸出増と経済対策の効果、景気持ち直し期待=GDPで林経済財政担当相

 [東京 17日 ロイター] 林芳正経済財政担当相は17日、4─6月期の実質国内総生産(GDP)が前期比年率プラス3.7%と5四半期ぶりのプラス成長になった要因について、輸出の持ち直しや経済対策の効果を反映していると語った。

 景気の先行きは持ち直しの動きが期待されるとしながら、引き続き雇用悪化や世界経済の下振れリスクなどに留意が必要との認識を示した。

 <定額給付金も消費にプラス効果>

 4─6月期の実質GDPは前期比年率でプラス3.7%となり、5四半期ぶりのプラス成長に転換した。

 背景について林担当相は「輸出が持ち直していることに加え、累次の経済対策の効果が、公共投資や個人消費を中心に表れれてきたことを反映した」と説明。具体的には、公共工事の前倒しや、環境対応車への減税・補助制度、エコポイント制度などの効果を挙げ、定額給付金についても「消費にプラスの影響を及ぼしている可能性がある」と述べた。 

 <生産活動は依然低水準、デフレ懸念もリスク>

 その上で、景気の先行きについて「厳しい状況が続くものの、持ち直しに向かうことが期待される」との見解を示した。

 ただ、生産活動が依然として低い水準にあることや、雇用の一段の悪化、世界景気の下振れへの懸念などを指摘し「景気を下押しするリスクに留意する必要がある」と指摘。さらに、物価の下押し圧力によるデフレ懸念のリスクにも言及し、政府として「景気対策を最優先で進めるために、経済危機対策などを着実に実施していきたい」と語った。

 <経済対策は「呼び水」、継続実施で自律回復にバトン>

 4─6月期の高い成長を受け、2009年度の政府経済見通し(実質マイナス3.3%)の達成は、残り3四半期の伸び率が前期比マイナス0.0%程度、同年率マイナス0.1%で可能となる。

 林担当相は「経済対策を引き続き実施し、この勢いを持続させていきたい。それによっては、動向試算(政府経済見通し)の数値を結果的に上回る可能性もある」と指摘。経済対策を「呼び水」とし「経済対策の効果はこれからも出てくる。次第に自律的な部分が増えていくことが望ましい」と語った。

 (ロイターニュース 伊藤 純夫)

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up