for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

首相辞意こうみる:投資家のリスク回避姿勢変わらず=JPモルガン 棚瀬氏

 <JPモルガン・チェース銀行 為替資金本部FXストラテジスト 棚瀬順哉氏>

 辞意報道が流れた直後の外為の反応は、株価主導の動きだった。最初に日経平均が上昇して円売りになったが、その後株価が反落すると円売りも一服となった。株価が上昇したのは、もともと支持率が低い内閣だったので、辞意表明はネガティブなニュースではないと受け止められたのだろう。円は動いたといっても50銭も変動していない。かなりサプライズなニュースにも関わらず、外為市場の値動きが限られたことは、外為相場にとって首相辞意の影響が限定的だったといえる。投資家のリスク回避姿勢が主導する相場展開が続いており、それを変えるようなものではなかったということだ。

 歴史的に見ても日本の政治の変化がドル/円のトレンド転換につながったことはない。クレジット市場の状況から派生する投資家のリスク回避姿勢が、為替のトレンドを決めている最近の流れを変えるものにはならない。その流れが続くなら円安が続くわけでもない。為替市場は株価にらみの展開が続くだろう。

(東京 12日 ロイター)

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up