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日銀短観こうみる:はっきりしない内容、金融政策に中立=三井住友AM 宅森氏

 <三井住友アセットマネジメント・チーフエコノミスト 宅森昭吉氏>

 大体予想通りだが、先行き見通しまでも横ばい圏なので、良かったと見ることもできるし良くないと見ることもできるはっきりしない内容だった。下期は売上高が上方修正だが、利益がいずれも下がっているので、サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)に端を発した円高や交易条件の悪化がある程度影響しているとみられる。中小企業の業況も先行きは改善する方向で、緩やかな景気回復が続いている証拠と言える。

 日銀の金融政策への影響は中立とみる。11月12・13日の金融政策決定会合で日銀は利上げに踏み切ると見ている。そのタイミングでの利上げを見送ると、年度内も利上げを実施しにくくなる可能性がある。足元は弱い数字が出やすい時期だが、10月末にかけて発表される9月分の統計で良さが確認できる展開になるとみられる。国内の消費者物価もプラス圏浮上が見えてくるのは10─12月期になりそうだ。10月の決定会合では、米連邦公開市場委員会(FOMC)と時期が重なるため利上げは難しいと思うが、11月には利上げが得策という判断になるのではないか。

 (東京 1日 ロイター)

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