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米雇用統計こうみる:米景気は後退方向、円債は売り切れない=UBS証 道家氏

 <UBS証券・チーフストラテジスト 道家映二氏 >

 11月米雇用統計は、非農業部門雇用者数が9.4万人増と市場予想を上回った。ただ、10月分と11月分の2カ月分は合計で4.8万人下方修正されている。悪化が見込まれた失業率は横ばい、時間当たり賃金は前月比で0.5%も上昇。11日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.5%利下げが正当化される数値ではなかった。

 小売りはクリスマス商戦前倒しの影響でやや強めに出ている可能性がある。現在、材料が揃っているわけではないが、米景気の方向性は後退。0.25%の利下げとなった場合でも、声明文は景気配慮型になるのではないか。

 雇用統計後の米株相場は頭打ちの状況。日経平均は為替が円安に振れている分、上昇するかもしれない。米債市場と連動性を強めている円債市場は売りが先行しても、売り切れないだろう。海外では、年末越えの資金繰り、欧米金融機関の決算発表が波乱要因。国内でも来年3月の本決算に向け、金融機関の損失が拡大するリスクがある。流動性が高いうえ、担保玉としての有用性に優れ、リスクウエートがゼロのJGBは選好されやすい。また、週末の日銀短観で下振れリスクも大きい。

 (東京 10日 ロイター)

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