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貿易統計こうみる:4─6月期輸出は減速する可能性=野村証 木内氏

 <野村証券 シニアエコノミスト 木内登英氏>

 4月の貿易統計は対米を中心にした輸出減速を確認させるものとなった。1─3月期の輸出急増は一時的であり、4─6月期の輸出は大きく減速する可能性が高まっている。

 1─3月期の実質輸出は前期比プラス2.1%と大きく増加したが、4月の水準は1─3月平均比マイナス0.7%であり、4─6月期の輸出が大きく減速する可能性を示唆している。

 これが4─6月期の実質国内総生産(GDP)成長率の押し下げにも寄与しよう。半導体等電子部品の輸出減速は、国内でのIT・デジタル分野の調整を長期化させる可能性を秘めており、自動車輸出の減速については、国内景気全体への悪影響も懸念される。

 ただ、輸出全体のカギを握る米国の成長率は、7─9月期から年率プラス3.0%程度の基調に戻ることを受けて、日本の輸出も7─9月期から緩やかに増勢を高めると見込まれる。年末にかけて、輸出主導で日本経済は「軽い踊り場」を脱する方向と引き続き見ておきたい。

 (東京 24日 ロイター)

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