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貿易統計こうみる:輸出は米国向け減少、円安効果で名目額が膨張=農林中金総研 南氏

 <農林中金総合研究所主任研究員 南武志氏>

 輸出は米国向けが大きく減少するなど、決して好調なわけではないが、円安に伴う輸出価格の上昇によって名目額が膨張している。さらに原油価格が前年4月よりは若干低いことや輸入量が減少していることもあり、原油・粗油の輸入額押し下げ効果が大きくなっている。

 最大の輸出相手先である米国向け輸出が減少に転じたことで、輸出に減速感が色濃く出ているのは否定しがたい。この状態は米国経済が回復し始める年度後半まで継続する可能性は高いだろう。ただ、欧州連合(EU)向けが堅調なほか、アジア向けも下支えしている。OECD景気先行指数が底堅く推移していることを考慮すれば、輸出全体が減速傾向となることは回避されるものと予想する。とはいえ、年度前半中の国内景気は力強さが感じられないまま推移する可能性は高いだろう。

 (東京 24日 ロイター)

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