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世界経済がリセッションに陥るリスク高まる=08年国連経済見通し

 [国連 9日 ロイター] 国連は9日、「2008年の世界経済状況と見通し」を発表し、米国の住宅市場の落ち込みと信用収縮に加え、ドル安などにより、世界経済が停滞するリスクが高まっているとの認識を示した。

 2008年の世界経済の成長率は3.4%となり、昨年実績をやや下回る見通しだが、悲観的な見通しでは1.6%程度に落ち込む可能性もあるとしている

 報告は、昨年の米住宅バブル崩壊のほか、サブプライム危機により、世界の金融市場での先行き不透明感が強まったと指摘。

 また、ドル安に加え、中国や日本など黒字国と米国など大幅赤字国間の不均衡により、世界経済が落ち込む可能性があるとしている。

 その上で、これらの米国の問題により、世界経済がリセッションに陥り、世界経済の不均衡調整が無秩序に起きる可能性があり、「最近の世界的な金融混乱でこれらのリスクが高まっている」と指摘した。

 国連は昨年の報告で07年の世界経済の成長率が3.2%に落ち込むとの悲観的な予想を示していたが、今回の報告では推定3.7%としている。

 米国の今年の成長率見通しは2.0%で昨年の実績見通しは2.2%。しかし、米国の住宅価格が最大15%下落すれば、米国の経済成長はほぼなくなる。日本と欧州の経済は生産能力の限界近辺で稼動しているため、米経済の落ち込み分をカバーできないとしている。

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