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街角景気3月も悪化続く、少子化や消費構造変化に対応しきれず
2017年4月10日 / 05:20 / 7ヶ月後

街角景気3月も悪化続く、少子化や消費構造変化に対応しきれず

[東京 10日 ロイター] - 内閣府が10日に発表した3月の景気ウオッチャー調査では、景気の現状判断DIが47.4で、前月比1.2ポイント低下した。3カ月連続の低下となった。横ばいを示す50の水準を3カ月連続で下回った。企業動向関連・雇用関連・家計動向関連がいずれも悪化した。

 4月10日、内閣府が発表した3月の景気ウオッチャー調査では、景気の現状判断DIが47.4で、前月比1.2ポイント低下した。写真は公園に花見に訪れた人々。都内で5日撮影(2017年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

家計関連は4カ月連続で低下している。 従来の年度末・学期末の需要に変化が出ていることをうかがわせるコメントも目立つ。

「3月は文具の繁忙期に入っていく月にもかかわらず、学用品を中心としたまとめ買いがあまりない」(南関東・文具店)」「新生活には欠かせない白物家電の販売量が年々減少している」(中国・スーパー)などのコメントには、少子化の影響や消費環境の変化が表れている。

「時代とともに消費行動が大きく変化。百貨店の低迷がその象徴であり、ネット利用者急増はとどまることはない。旧来の商店街などは時代の変化に対応できない」(四国・商店街)など、消費行動の変化も浮き彫りになった。

企業関連は昨年10月から今年1月は景気の分かれ目の50を超えていたが、2、3月と悪化している。「小物の受注は順調だが、大きな金額の商談は鈍い」(近畿・一般機械製造業)など受注量に関するコメントが多かったが、為替・株の動きへの言及は減っている。

雇用は引き続き50を超えており、引き締まり気味。「17年度卒業生への採用活動が解禁となり、求人数が急速に増大している」(四国・大学)といった声もある。

2─3カ月先を見る先行き判断DIは48.1で、前月比2.5ポイント低下。50の水準を2カ月ぶりに下回った。「4月以降にサラダ油や小麦粉の価格が上昇するとの情報がある。この話題を目にする機会が増えると、消費者心理へのマイナスの影響が懸念される」(東海・スーパー)など、物価上昇への言及も目立つ。

内閣府は、景気ウオッチャー調査の判断の表現を「持ち直しが続いているものの、引き続き一服感がみられる」で据え置いた。 

*内容を追加します。

中川泉

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