[モスクワ 29日 ロイター] - ロシアのエネルギー省は29日、スエズ運河で大型船が座礁した事故を受け、ロシアの北極海航路(NSR)とエネルギー・パイプラインの安全・安定性が強調されたと述べた。
同省は「これらは非常に安全で、運輸コストの点で競争力がある上、他の代替ルートと比べて信頼できる」とした。
ロシアはスエズ運河の代替ルートとしてNSRの利用増加を見込んでいる。NSRは北極海を通るアジアへの航路で、スエズ運河を通る南のルートよりも4000カイリ短縮される。
貨物量は昨年およそ3300万トンとなり、エネルギー省は2024年までに年間8000万トンに拡大するとみている。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」