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スエズ運河、待機船舶順調に通航 影響長期化の恐れ

3月30日、エジプトのスエズ運河庁は運河の通航再開を受け、この日は140隻の船舶が運河を通過するとの見通しを示した。ただ、大型コンテナ船の座礁で6日あまり通航が妨げられたことによる影響は数カ月続くとの見方が出ている。写真は同日、スエズ運河を通航する船舶(2021年 ロイター/Hanaa Habib)

[イスマイリヤ(エジプト) 30日 ロイター] - エジプトのスエズ運河庁は運河の通航再開を受け、30日は140隻の船舶が運河を通過するとの見通しを示した。ただ、大型コンテナ船の座礁で6日あまり通航が妨げられたことによる影響は数カ月続くとの見方が出ている。

スエズ運河では大型コンテナ船「エバーギブン」が23日に座礁し通航が妨げられていたが、29日に離礁が成功し通航が再開された。

運河庁のラビア長官は、現地時間30日夕方までに95隻、同深夜までにさらに45隻が通航するとの見通しを表明。通航が再開された時点で422隻が待機していたが、3─4日以内に全ての待機船舶が通航することを望んでいると述べた。

ただ、国連貿易開発会議(UNCTAD)のロジスティクス専門家、ヤン・ホフマン氏は、スエズ運河の渋滞が数日で解消したとしても、港湾施設などでの作業の遅れを取り戻すには数カ月かかる可能性があると指摘。海運大手マースクも国際海運の阻害は数カ月続く恐れがあるとの見方を示している。

ホフマン氏によると、スエズ運河の通航止めで影響を受けた貨物の総額は890億ドルと推計されている。

今回の座礁事故で保険金支払いの要求が相次ぐと予想されているが、エバーギブンを所有する日本の会社は今のところ賠償請求などは受けていないとしている。

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