[10日 ロイター] - 企業の「適材適所」な人材活用を支援するプラットフォームを運営する新興企業エイトフォールドAIは10日、ソフトバンクグループの「ソフトバンク・ビジョン・ファンド2」などから2億2000万ドル調達したと発表した。企業価値は前回の資金調達の倍の20億ドル超となった。
エイトフォールドAIは、社内の営業、顧客管理、人事などのシステムのデータとともに、特許や出版物など公開データも収集して企業の人材評価を支援する。
創業者で最高経営責任者(CEO)のアシュトシュ・ガーグ氏は、「これらすべてのシステムを統合し、社員のデータをに1カ所に集約して社員一人につき360度のプロファイルを構築する」と述べた。
作成したプロファイルは、社員がより向いている職種を社内で見つけたり、管理職が社員の昇進や異動を検討したりするのに役立つ。新規採用でも活用できるという。
同社のプラットフォームは15の言語に対応し、110を超える国で利用されている。100以上の企業、米国の複数の州が顧客という。
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