[東京 20日 ロイター] - エーザイは20日、イタリアのブラッコ社との合弁を3月31日付で解消すると発表した。ブラッコは、エーザイが保有する合弁会社の全株式を取得する。
両社は、日本における造影剤事業の立ち上げを目的として1990年に合弁会社ブラッコ・エーザイを設立。ブラッコが51%、エーザイが49%出資している。エーザイの広報担当者によると、株式の売却金額やブラッコ・エーザイの収益規模は開示していない。
エーザイとブラッコ・エーザイが共同販促をしてきた非イオン性造影剤「イオメロン」と環状型非イオン性MRI用造影剤「プロハンス」については、4月1日から24年3月31日まで合弁会社を引き継いだブラッコ・ジャパンとエーザイが共同販促を継続し、以降はブラッコ・ジャパンが単独で販売を行う。
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