March 8, 2018 / 3:44 AM / 5 months ago

エーザイ、米メルクと抗がん剤分野で提携 最大6110億円受け取り

[東京 8日 ロイター] - エーザイ(4523.T)は8日、米製薬大手のメルク(MRK.N)と抗がん領域での戦略的提携で合意したと発表した。エーザイが開発した抗がん剤「レンビマ」単剤、およびメルクが開発した「キイトルーダ」との併用療法について、共同開発や共同販売促進を行う。契約は2036年まで。

 3月8日、エーザイは、米製薬大手のメルク抗がん領域での戦略的提携で合意したと発表した。写真は2009年7月都内で撮影(2018年 ロイター)

内藤晴夫・最高経営責任者(CEO)は会見で「レンビマをエーザイ単独で扱うよりも3倍の売上収益拡大となる。また、単独よりも少ない研究開発費で適応拡大を加速でき、研究開発投資の余力が拡大する」と述べた。

メルクは一時金としてエーザイに3億ドル(約320億円)、特定のオプション権行使に対して、2020年度までに最大6億5000万ドル(約690億円)を支払う。また、研究開発費の償還として、4億5000万ドル(約480億円)を支払う。このほか、肝細胞がんなどの承認取得時や販売マイルストーンなどを併せると、最大で総額57億6000万ドル(約6110億円)が支払われる。

エーザイは、2018年3月期の連結業績予想(国際会計基準)を上方修正した。

「レンビマ」と「キイトルーダ」の併用については、6がん種・11の適応取得を目指すほか、複数のがん種に対するバスケット型試験を共同で行う。「レンビマ」はエーザイが生産し、売り上げ計上する。共同開発についての研究開発費、共同販促費、粗利益は折半する。

適応拡大により、エーザイの収益は2021年度から急速な拡大を見込んでおり、2025年度のROE15%レベルの達成確度は向上するとしている。

メルクとの提携発表を受けて、エーザイの株価は一時、前日終値比10%超値上がりした。

*内容を追加しました。

清水律子

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