[東京 8日 ロイター] - 東京証券取引所ではエーザイ株が買い気配を切り上げて始まった。午前9時現在、差し引き約950万株の買い超過。米食品医薬品局(FDA)が7日に同社とバイオジェンが共同開発したアルツハイマー病治療薬「アデュカヌマブ」を承認したことが好感された。
製品名は「アデュヘルム」で、アルツハイマー病の根本的な原因に直接作用する初の治療薬となる。
アデュカヌマブは、脳内に蓄積して認知機能を低下させると考えられている有害なタンパク質を除去するように設計されている。過去に初期症状の患者に実施された2種類の大規模な臨床試験では、病気進行を大きく遅らせる効果を示したのは片方の試験だけだったことから、承認の可否を巡り、専門家などの間では見方が大きく分かれていた。
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