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中米経済統合銀、エルサルバドルのビットコイン法定通貨化を支持

 6月14日、中米経済統合銀行(CABEI)のトップは、エルサルバドルが暗号資産(仮想通貨)のビットコインを法定通貨化するための作業に関して、技術的な支援を行うと表明した。ただ、CABEIが発行する債券は引き続き、ドル建てのみになると述べた。写真は10日、エルサルバドルのチルティウパンで撮影(2021年 ロイター/Jose Cabezas)

[サンサルバドル 14日 ロイター] - 中米経済統合銀行(CABEI)のトップは14日、エルサルバドルが暗号資産(仮想通貨)のビットコインを法定通貨化するための作業に関して、技術的な支援を行うと表明した。ただ、CABEIが発行する債券は引き続き、ドル建てのみになると述べた。

エルサルバドルの議会は先週、世界で初めて、ビットコインを法定通貨として認める法案を可決した。大胆な動きに称賛の声が上がる一方で、国際通貨基金(IMF)との融資交渉の先行きを危うくするとの懸念が投資家に広がった。

CABEIのダンテ・モッシ頭取はオンライン会見で、ビットコインが法定通貨となれば、海外からの送金コストの低下など、国民に多くの好機をもたらすと指摘。「われわれは非常に楽観的だ」とした。

CABEIはエルサルバドルの財務省および中央銀行と協力し、法制化の作業を行うチームを選定すると明らかにした。

CABEIがビットコインでの支払いを受け付けるかとの問いに対しては、現在はドルのみを取り扱っていると応じた。

エルサルバドルは米ドルも法定通貨として存続させる方針で、ビットコインの使用は任意とし、ドルとの交換レートは市場で決定される。

モッシ氏はまた、エルサルバドル政府に対し、ビットコインの使用者を管理し、その匿名性を悪用した犯罪を阻止するための規制の枠組みを整えるよう求めた。

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