[4日 ロイター] - コンピュータゲーム販売大手の米エレクトロニック・アーツ(EA)は4日、市場予想よりも強気の第2・四半期(7─9月)の売上高見通しを示した。対戦ゲーム「エーペックスレジェンズ」などの販売好調が追い風になるという。発表を受けて株価は5%近く上昇した。
第2・四半期の売上高(調整後)は17億3000万ドルを見込む。リフィニティブIBESがまとめた市場予想は15億1000万ドル。
一方、通年の売上高(調整後)は74億ドルになるとし、市場予想の74億5000万ドルを下回った。
この日発表した第1・四半期(4─6月)決算は、純利益が44%減少し、2億0400万ドルだった。買収関連費用を計上したことが主に影響した。
調整後の1株当たり利益は0.79ドルで、アナリスト予想の0.67ドルを上回った。
ブレイク・ヨルゲンソン最高財務責任者(CFO)は「これまでにないほどこのビジネスに楽観的になっている」と述べ、「バトルフィールド」や「エーペックスレジェンズ」などのゲームの人気が高まっていると説明した。
コロナ禍で巣ごもり需要が増え、ゲーム関連消費は昨年大きく拡大、EAの株価も30%超上昇した。一方、EAがモバイル製品に注力していることに投資家は注目している。
EAは数十億ドルを投じてモバイルゲームのラインナップを強化しており、モバイルゲーム開発を手掛けるGlu Mobileやプレイデミックなどを傘下に収めている。
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