April 9, 2018 / 8:07 AM / 3 months ago

焦点:新興国の超長期債が発行ラッシュ、金利上昇見越し

[ロンドン 6日 ロイター] - 新興国による外貨建て超長期国債の発行がかつてないほどの活発化している。今後は借り入れコストの上昇が見込まれるため、今のうちに低金利で長期借り入れができる機会を利用しようという狙いだ。

 4月6日、新興国による外貨建て超長期国債の発行がかつてないほどの活発化している。写真はナイロビで2016年4月撮影(2018年 ロイター/Thomas Mukoya)

世界各国の主要中央銀行が大量の資金を市場に供給し、先進国では債券利回りが記録的な水準に下がった。このため投資家の多くがリターンを求めて償還期間が長く、リスクの高い債券に向かい、新興国にとって長めの債券を発行する好機が到来した。

トムソン・ロイターのデータによると、新興市場国の償還期間30年以上の国債発行残高は2017年末に1910億ドルとなり、過去5年間で3倍に膨らんだ。この中には何度も債務不履行を起こしているアルゼンチンの発行した100年債も含まれる。

起債額全体に占める超長期債の割合も2016年の5%以下から今年第1・四半期には8.5%近くに上がっていることが、データで判明している。

米連邦準備理事会(FRB)は年内に少なくとも3回利上げする見通しで、借り入れコストはこの先上がっていくと予想される。それを見越して新興諸国は超長期債発行を急いでいる、と市場関係者は話す。

欧州・中東・アフリカの新興国を担当するロンドンのシンジケートバンカーは「超長期債の発行は今が最後の好機であるのは考えるまでもない。当然、顧客には価格が適正なら実行に移すようアドバイスしている」と述べた。

今年はケニアとセネガルが初の30年債発行に踏み切り、新興市場国よりもリスクの大きい「フロンティア」国が超長期債発行の流れに加わった。

(Karin Strohecker記者、Abhinav Ramnarayan記者)

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