[21日 ロイター] - アラブ首長国連邦(UAE)外務省は21日、駐イラン大使が「数日中に」イラン首都テヘランに戻ると発表した。2016年1月に同じ湾岸のサウジアラビアがイランと断交したのに続き、UAEも外交関係を格下げしていたが、6年以上ぶりに関係を引き上げることになる。
外務省は「双方の共通利益を達成するため関係を強化する」との声明を出した。
UAEはイランと歴史的に経済や貿易の関係が深く、19年にはイランとの関係修復に着手していた。サウジも昨年、イランとの関係改善に向けた直接協議を開始。UAEとサウジはそれぞれ、イランの地域覇権の動きを抑えたい一方で、経済的利益を重視するためイランとの緊張緩和も図りたい意向がある。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」