[キエフ 15日 ロイター] ウクライナのパブレンコ家族相は15日、英歌手エルトン・ジョンさん(62)が、HIV(エイズウイルス)に感染した男児を養子に迎えたいと希望したことについて、ほぼ不可能との見解を示した。
ジョンさんは12日、長年のパートナーであるデービッド・ファーニッシュさんと児童養護施設を訪問。「レブ」という名前の生後14カ月の男児と対面した後、「ぜひ養子に迎えたい。(レブは)私のハートを奪った」と語っていた。
同相は、養子縁組が認められない理由について、ジョンさんが結婚しておらず、男児との年齢差が規定の45歳以上離れているためだと説明。同姓婚は、ウクライナでは結婚とは認められていない。
また、ジョンさんから正式な養子縁組の申し入れはまだないとした上で、「唯一の方法は、議会がエルトン・ジョンさんのために特別な法律を制定することだが、率直に言えば、反対されることになるだろう」と話した。