[ロサンゼルス 19日 ロイター] 登場人物は離婚弁護士、舞台はニューヨークのマンハッタン。11月21日公開予定の米ウォルト・ディズニーの新作映画「Enchanted(原題)」は、「眠れる森の美女」や「白雪姫」などこれまでのおとぎ話のイメージを覆す内容となる。
映画は、エドワード王子との結婚を控えたアニメ世界アンダラシアのジゼル姫が、魔法の井戸に突き落とされ、現代のタイムズ・スクエアに現れるという物語。
手描きアニメーションと役者による実写とを組み合わせた作品となる。
今回の作品は「パイレーツ・オブ・カリビアン」などのシリーズ作品で大成功を収めるディズニーにとって、大きな賭けとなるが、制作者にとっては楽しい仕事だったようだ。
ケビン・リマ監督はロイターの取材に対し、ディズニーの幹部は「作品を客観的に眺めて、笑えるようになるには、自分たちの中からミッキーマウスを追い出さなければならない」ことを分かっていたと語った。
代表作になるかとの問いに「そう願うよ」と答えたリマ監督は、すでに続編の構想を練っているという。
映画の制作費は明らかにされていない。