[ニューヨーク 21日 ロイター] 元ビートルズのポール・マッカートニー氏が、地球温暖化の進行を防ぐため、より多くの人が菜食主義者になるべきだとの考えを示した。
ロイターが入手した動物愛護団体PETAとのインタビュー原稿で、マッカートニー氏は世界の食肉業界が地球温暖化の大きな原因になっていると指摘。その上で「生活スタイルの中で誰もが起こせる最大の変化は、菜食主義者になることだ」と述べた。
自身も菜食主義者であるマッカートニー氏は「われわれの貴重な環境を助け、未来の子どもたちに残すため、この単純な一歩を踏み出すことを多くの人に考えてもらいたい」としている。
同氏は、食肉業界を維持するため使われる土地や水の量が気候変動に大きな影響を与えているとし、環境団体のほとんどが菜食主義を最優先事項の1つに挙げていないことに不満を示している。