[ロサンゼルス 10日 ロイター] - 米ソウル歌手故マーヴィン・ゲイの相続人が、ロビン・シックとファレル・ウィリアムスらによる2013年のヒット曲が盗作だとして訴えていた裁判で、ロサンゼルス連邦地裁の陪審団は10日、相続人側に計740万ドル(約9億円)の支払いを命じる評決を下した。
問題となったのは、ヒットチャートでも1位を獲得した「ブラード・ラインズ 今夜はヘイ・ヘイ・ヘイ」。原告側は、曲の一部がゲイの1977年の曲「ガット・トゥ・ギブ・イット・アップ」からの盗作だと主張していた。
740万ドルの内訳は、400万ドルが損害賠償で、340万ドルは著作権侵害によりシックとウィリアムスが得た利益だという。
ウィリアムスは裁判で、子どもの頃からゲイのファンだったとした上で、2つの曲はジャンルが似ているだけだと主張していた。
ヒット曲「ホワッツ・ゴーイン・オン」などでも知られるゲイは1984年に父親に射殺され、44歳で死去した。
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