[ロサンゼルス 4日 ロイター] - 昨年3月に起きた米アカデミー賞授賞式の平手打ち騒動から1年となるのを前に、米コメディアンのクリス・ロックが4日のステージで騒動以来初めてウィル・スミス夫妻をネタにして笑いを取った。
ネットフリックスでライブ配信された番組に出演したロックは、奴隷問題をテーマにした映画「自由への道」をスミスが殴られるシーンのためだけに鑑賞しているとし、「もう一発殴れ」などとはやしながら見ていると笑わせた。
スミスは昨年の授賞式で、妻で女優のジェイダ・ピンケット・スミスに対するジョークに怒ってプレゼンターのロックを壇上で平手打ちし、アカデミー関連イベントへの出席を10年間禁止された。
またロックは、自身が司会を務めた2016年アカデミー賞授賞式のボイコットをピンケット・スミスが呼びかけたことでスミス夫妻との関係が微妙になったとも明かし、「彼女が始めたんだ」と語った。
さらに、スミスに殴られた際、反撃しなかった理由については、両親から「白人の前ではけんかするな」と教えられたとジョークを飛ばした。
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