[北京 9日 ロイター] 映画「紅いコーリャン」などで知られる中国の映画監督・張芸謀氏(61)が、「一人っ子政策」に違反して7人の子どもをもうけていたと報じられ、同国当局が調査に乗り出した。
中国共産党機関紙の人民日報(電子版)は9日、「張氏には少なくとも7人の子どもがおり、1億6000万人民元(約25億7000万円)の罰金を科される可能性がある」と報じた。
報道によると、江蘇省無錫市の人口・計画生育委員会の当局者は「現行の政策や規制に基づいて調査を行っている」と語った。
張氏は2008年の北京五輪で演出を務めたほか、最近では戦時中に日本の占領下におかれていた南京を描いた映画を製作した。
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