[ニューヨーク 21日 ロイター] - 同性愛者の擁護団体「GLAAD」は21日、昨年公開されたハリウッド映画の中で同性愛者やバイセクシュアルの登場人物が描かれていたのは、全体の15%に満たなかったと発表した。
同団体が20世紀フォックスやパラマウント・ピクチャーズなど大手映画スタジオ6社が昨年公開した101本の映画を調べたところ、同性愛者やバイセクシュアルの登場人物が出てきたのはそのうちの14本だけだった。トランスジェンダーの登場人物はいずれの作品にも出てこなかった。
また、この14本のうち3分の1以上はコメディー作品だった。
同団体の広報担当者はプレスリリースの中で、「映画は米国文化の中でも強い影響力を持っており、海外にも多く輸出されている。だからこそ、同性愛者やバイセクシュアル、トランスジェンダー(LGBT)の登場人物が少ないという現状は変えていく必要がある」とコメントした。
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