[28日 ロイター] - フィンランドの首都ヘルシンキで開催された国際馬術大会で、今年もすべての必要電力が馬のふんを利用した発電でまかなわれた。
馬370頭のふん100トン以上を使って供給された電力が、今月行われた4日間の馬術大会のほか、ヘルシンキの住宅の暖房にも使われた。
大会では照明からスコアボード、充電ステーションに至るまですべての電力が馬の排泄物で供給された。大会が馬ふんを発電に使うのは5年連続だという。
この発電システムを開発したフォータム・ホースパワーの幹部は「このシステムは馬が多い国にとって大きな可能性をもたらす。化石燃料依存からの脱却において革新的な解決法を示している」と語った。
同幹部によると、わずか0.2デシリットルの馬ふんで携帯電話が充電できる。
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