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欧州の銀行同盟計画、「とん挫」していない=EU高官

[ロンドン 14日 ロイター] - 欧州連合(EU)の足かけ10年におよぶ銀行同盟実現に向けた作業は壁にぶつかりつつあるとはいえ、決して計画が「とん挫」したわけではない――。EU高官の1人が14日こうした見方を示した。

2012年に始まったEUの銀行同盟計画の3つの柱のうち、これまでに単一監督メカニズムと単一破綻処理メカニズムは整備された。ただ最後の1つである域内銀行破綻の際に一定限度の預金を保証する預金保険制度を導入する取り組みは、幾度も停滞。ドイツが他国の銀行救済を負担することに懸念を示しているからだ。

今年4月にはこの銀行同盟計画の残り部分を実行するための包括的な行程表が策定された。今週16日にはルクセンブルクでユーロ圏蔵相会合が行程表を巡り合意を目指すことになっているものの、先の高官によると合意できるのは行程表の一部にとどまる見通し。当面は危機管理の枠組みと各国の預金保険制度利用の監督ルールに焦点を当てることになるという。同高官は「これはわれわれが考えている完全な作業計画ではない。しかし銀行同盟の非常に重要なピースであることに変わりはない」と説明した。

その上で同高官は「銀行同盟は死んだのか。絶対に違う。しばし仮眠しているが、死んだわけではまったくない」と強調。加盟国は地政学的問題や経済問題への対応を迫られ、それが銀行同盟を早急に実現する意欲を低下させている面があるかもしれないと付け加えた。

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