October 22, 2019 / 11:41 PM / a month ago

EU大統領、加盟国に英離脱延期の承認呼びかけへ

[ロンドン 22日 ロイター] - 欧州連合(EU)のトゥスク大統領は22日、ジョンソン英首相がブレグジット(EU離脱)関連法案を保留したのを受け、英以外の27加盟国にブレグジット延期を承認するよう呼びかける考えを示した。

10月22日、欧州連合(EU)のトゥスク大統領(写真)はジョンソン英首相がブレグジット(EU離脱)関連法案を保留したのを受け、英以外の27加盟国にブレグジット延期を承認するよう呼びかける考えを示した。ブリュッセルで18日撮影(2019年 ロイター/Piroschka van de Wouw)

英議会はこの日、ジョンソン首相が取りまとめた新たな離脱協定案の大枠について採決を行い、賛成329、反対299で可決。

だが、続いて行われた離脱関連法案を3日間で高速審議するための議事進行動議は賛成308、反対322の僅差で否決された。これについて、ジョンソン首相は遺憾だと述べ、「EU加盟国の意向を尋ねるつもりだ。EU加盟国が決定に至るまで、われわれはこの法案を停止する」と述べた。

トゥスク氏はこの日遅くにツイッターに投稿し、「合意なきブレグジットを回避するため、EU27加盟国に英国の延期申請を受け入れるよう呼びかけるつもりだ」と表明。

ジョンソン氏は19日に英国の法律に基づきEUに文書を送り、10月31日の離脱期日を来年1月末まで延期するよう要請。一方で、ジョンソン氏は離脱延期は望んでいないと書かれた書簡もトゥスク氏に送っている。

外交筋によると、フランスは議会採決の時間的猶予を与えるため、数日間の延期を認める用意はあるが、それ以上の延期は容認しない構えだという。

英首相府筋は、ブレグジット関連法案の高速審議が不可能になったことを受け、総選挙の前倒し実施が必要になったと指摘。「議会が求める離脱延期にEUが同意するならば、英国が前進できる唯一の道筋は総選挙になる」と語った。

ポンドGBP=は英議会の採決結果を受け、0.6%安の1.2881米ドルとなった。この日は一時、離脱協定案成立への楽観的見方から、5カ月半ぶりの高値を付けていた。

ジョンソン氏は議会での採決に先立ち、議会によって来年1月までのEU離脱延期を余儀なくされるならば、EUと合意した新離脱協定案の議会承認に向けた取り組みをやめ、総選挙を目指すと表明、「ゲット・ブレグジット・ダン(EU離脱を完了させる)」をスローガンに掲げて選挙戦を展開すると警告していた。

ただ、議会採決後の声明でジョンソン氏は総選挙に言及しなかった。総選挙の前倒し実施には議会の承認が必要になる。

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