September 18, 2018 / 7:37 PM / a month ago

EU、英離脱交渉でアイルランド国境巡る提案改善の用意=首席交渉官

[ブリュッセル 18日 ロイター] - 英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を巡り、EUのバルニエ首席交渉官は18日、交渉の難点となっているアイルランド国境問題を巡り、EUが提案を改善する用意があることを明らかにした。

9月18日、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を巡り、EUのバルニエ首席交渉官(写真)は、交渉の難点となっているアイルランド国境問題を巡り、EUが提案を改善する用意があることを明らかにした。ブリュッセルで撮影(2018年 ロイター/Yves Herman)

バルニエ氏はザルツブルクで19─20日に開かれる欧州連合(EU)非公式首脳会議を前にEU閣僚に対し状況を説明。その後、記者団に対し、アイルランド国境での厳格な国境管理(ハードボーダー)を回避するためにEUがこれまで主張してきた「バックストップ案」について、アイリッシュ海に境界を設けずに税関検査を英国と英領北アイルランド側で行うことになると明確化するために提案を手直ししていると表明。

EUがこれまで示してきたバックストップ案は、EUと英国の通商協定などの代替的な解決策が見つかるまで、北アイルランドが特別な地位を与えられ、EU関税同盟に実質的にとどまるという内容。ただ、英国はこれに反発している。

バルニエ氏は「アイルランドと北アイルランドに関するわれわれのバックストップ案は2月以降、検討されてきた」と述べた上で、「この提案を改善する用意がある」と続けた。

北アイルランドに到着する英国からの品物について、何が検査対象になるのか、どこで検査を行うか、誰が検査をするかについて明確にすると説明。また、検査のほとんどは、国境から離れた企業の拠点や市場などで行うことが可能であることを明示するとした。

バルニエ氏は、英国が北アイルランドの特別な地位を利用してEU単一市場にアクセスすることは阻止する考えを強調。また、アイルランド国境問題には「法的に運用可能」な解決策が必要だと述べ、この問題を来年3月のブレグジット(英EU離脱)後に予定される英・EU通商交渉まで持ち越すことは認めない姿勢を示した。

同時に、いかなるバックストップ案も英国の「領土の保全」を尊重し、「英・EUの将来の関係について、より良い解決策が見つかるまでの適用にとどまる」とした。

外交筋によると、EU側はメイ英首相が今月末から来月初めまで開かれる与党・保守党の党大会を無事に通過できれば、ブレグジット交渉が合意に向けて大きく進展し、10月18日のEU定期首脳会議で合意内容を承認することが可能になると期待している。

*内容と写真を追加します。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below