January 16, 2019 / 12:25 AM / 8 months ago

EU幹部や加盟国首脳、英議会の離脱案否決に遺憾表明

 1月15日、英議会がメイ首相と欧州連合(EU)が合意した離脱協定案を大差で否決したことを受けて、EU幹部や加盟国首脳は相次いで遺憾の意を表明した。会見するトゥスクEU大統領(右)とユンケル欧州委員長(左)。昨年12月にブリュッセルで撮影(2019年 ロイター/Yves Herman)

[ブリュッセル 15日 ロイター] - 英議会がメイ首相と欧州連合(EU)が合意した離脱協定案を大差で否決したことを受けて、EU幹部や加盟国首脳は相次いで遺憾の意を表明し、合意なき離脱など想定外の事態に対する備えを強化する考えを示した。

EUトップや欧州議会の英EU離脱交渉責任者、複数の加盟国首脳はツイッターで、合意がまとまらないままで3月29日の離脱日を迎える事態を回避するための選択肢を提示するよう英政府に求めた。

トゥスクEU大統領は、EU残留が英国にとって唯一の解決策との認識を示唆。「合意が不可能で、合意なき離脱を誰も望んでいない状況であるなら、唯一の前向きな解決策が何であるかを言う勇気があるのは誰だろうか」とツイッターに投稿した。

EUのユンケル欧州委員長は英国は「もうすぐ時間切れになる」と強調。声明で、無秩序な英離脱のリスクが高まったと指摘し、合意なき英EU離脱(ブレグジット)に対する備えを強化する考えを示した。

EU首脳らは、激変緩和措置である移行期間が含まれている現行の離脱協定案が最善策だと繰り返し述べてきた。オーストリアのクルツ首相は「英下院の採決結果は遺憾。いかなる場合でも、離脱協定案の再交渉は一切行わない」とツイッターに投稿した。

フランスのマクロン大統領は、合意なき離脱となった場合は英国が最大の敗者になると強調。アイルランド政府は今後の道筋を示すよう英国に呼び掛け、スペインのサンチェス首相は無秩序な英離脱は「壊滅的」な結果を招くと警告した。

EU幹部などはこれまで、再交渉の可能性はないと主張してきたが、英議会の離脱案否決を受けて、一部の加盟国首脳は代替案を提示するよう英国に求めた。

ベルギー、デンマーク、ルクセンブルクの首脳はソーシャルメディアで、合意なき離脱のシナリオへの備えを積極化していると表明。これを受けて英離脱交渉で欧州議会の責任者を務めるフェルホフスタット議員は「英議会は何を望まないかを明確にした。これから必要となるのは、英議員らが何を求めているかを明らかにすることだ。この間、市民の権利を保護する必要がある」とツイートした。

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