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イスラム教徒のスカーフ着用、欧州裁判所が条件付きで禁止を容認

 7月15日、欧州司法裁判所は、イスラム教徒が職場で髪を覆うスカーフ(ヒジャブ)を着用することについて、企業は一定の条件の下で禁止することができるとの判断を示した。ルクセンブルクで2017年1月撮影(2021年 ロイター/Francois Lenoir)

[ブリュッセル 15日 ロイター] - 欧州司法裁判所は15日、イスラム教徒が職場で髪を覆うスカーフ(ヒジャブ)を着用することについて、企業は一定の条件の下で禁止することができるとの判断を示した。

「政治的・哲学的・宗教的信念を職場で目に見える形で表明することを禁止するのは、顧客に対する中立的なイメージを示すことや社会的な論争を避ける上で正当化されることがある」との見解を示した。

ただ正当化されるのは企業側が真剣に必要としている場合でなければならないとし、権利や利益と調和させる際に各国の裁判所は自国の状況、特に宗教の自由を保障するより有利な国内規定を考慮することが可能と指摘した。

訴えを起こしたのはドイツに住む2人のイスラム教徒の女性で、育児休暇から復帰後にヒジャブを着用し始めたところ、雇用主から出勤を禁じられ、着用をやめるか退職するよう求められたという。

ヒジャブの着用については数年前から欧州で論争を呼んでおり、イスラム教徒の社会統合を巡る意見の対立を浮き彫りにしている。欧州司法裁判所は2017年にもヒジャブを含む宗教的シンボルの着用を企業は条件付きで禁止できるとの判断を示し、宗教関係者から激しい反発を招いた。

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